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光原社 取材レポート

盛岡といえば宮沢賢治が有名です。今までに作品を読まれた方も多いでしょう。
そんな賢治にもゆかりのある光原社さんにお話を伺いに行ってきました。
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        光原社本店

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    本店の向かい側にあるモーリオ(別館)

光原社は、大正13年に出版社として創業されました。この年はちょうど「注文の多い料理店」が発刊された年でもあります。それというのも、光原社は「注文の多い料理店」を出版するために立ち上げられたのです。

光原社の創業者の及川四郎と賢治は盛岡高等農林学校の先輩・後輩の関係にあたり、その縁も深いのだとか…

「光原社」という名称も賢治が考案したものだそうです。

​現在では民芸店として営業されており、一般的にいうおみやげもの屋さんというイメージではなく、民芸運動の流れを受けた手仕事にこだわった品物を取り扱っています。光原社の奥にも公開はされていない漆の工房があり、そこで製作された漆器もたくさん置かれていました。県内のものだけでなく東北地方、さらには海外のものも扱っており、世界の手仕事を垣間見ることができます。

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手作りのもののため、一つ一つ模様や形が異なっており、同じものは一つとして無いそうです。

実際に手に取って、じっくり選んだ上で、愛着を持って長く使ってほしいとのこと。

お土産品などとしても、人気があるというお箸。また、手ぬぐいなども買っていかれる方が多いそうです。

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本店の奥にある可否館(こーひーかん)は光原社を訪れた方がくつろげるようにとできたそうです。最近ではコロナウイルスの影響でカウンター席を減らしての営業にもかかわらず、土日には多くの方が訪れています。

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            コーヒーとクッキー

​店内はレトロな内装で落ち着きのある雰囲気でした。今回は一番注文の多いというコーヒー(480円+税)とくるみクッキー(155円+税)をいただきました。コーヒーは3種類あり、酸味などによって好みが分かれるそうです。そのほかにはこぶし大ほどで食べ応えのあるアイスクリームの他、可否館で作られているというワインゼリーはアルコールを飛ばさずにできているとのことで、こちらも気になる一品です。

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賢治直筆の資料などを展示しているマヂエル館(写真左側)もあり、敷地の奥まで行くと北上川と向こう側の街並みも見え、なかなか素敵な景色です。雰囲気を味わいながらすべての店舗をゆっくり回ってみることをお勧めします。

​担当:古田庸介

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